広島グルメの代表格、お好み焼き。
でも、その呼び方について、実は広島県民は並々ならぬこだわりを持っとるって知っとりましたか?
「広島焼き」って呼んだら、ちょっとムッとされるかもしれんのです。
「え、なんで?じゃあ何て呼べばええん?」って思いますよね。
この記事では、広島県民がお好み焼きの呼び方に込める熱い想いと、その理由を分かりやすく解説します。
これを読めば、あなたも広島のお好み焼きツウになれること間違いなしじゃけぇ!
「広島焼き」は禁句!?お好み焼きの呼び方、広島の常識

広島で「お好み焼き食べに行こう!」って言うたら、それはもう当たり前に広島風のお好み焼きのこと。
でも、県外の人がうっかり「広島焼き」って言ってしまうと、広島県民の表情がちょっと曇る…なんてことも。
なんでそんなに呼び方にこだわるんでしょうか?
「広島焼き」と呼ばれると…内心穏やかじゃないんよ
多くの広島県民にとって、自分たちのソウルフードであるお好み焼きを「広島焼き」と呼ばれるのは、正直なところ、あんまり嬉しくないんです 。
ひどい場合には、「広島風お好み焼き」ですら、100歩譲って…という人もおるくらい 。
なんでそんなに敏感なんかというと、「広島のお好み焼きこそが本家本元で、決して亜流じゃないんじゃ!」という強いプライドがあるからなんですね 。
中には、「広島を焼いたみたいで気分が悪い」と感じる人もいるほど、この呼び方にはデリケートなんです 。
「お好み焼き」こそが誇り!その理由とは?
なんでそんなに「広島焼き」という呼び方を嫌がるのか、例えて言うなら「フランス人が自国のパンを『フランスパン』って呼びますか?」っちゅうことなんです 。
つまり、地元民にとっては、あれは単に「お好み焼き」であって、それが広島のスタイルなんですね。
戦後の復興期に庶民の味として広まって、生活に深く根付いてきた歴史があるけぇこそ、お好み焼きへの熱い「お好み愛」が、呼び方へのこだわりにも繋がっとるんです 。
この「お好み愛」こそが、広島の食文化を語る上で欠かせん要素なんじゃと言えるでしょう。
地域や人によっても色々あるんよ
もちろん、この呼び方へのこだわりも、広島県内でも地域差や個人差があります。
例えば、関西風お好み焼きが主流の福山市とか、県東部の方では、呼び方にそこまでこだわらんいう声も聞かれますね 。
また、観光客に来てもらうためには「広島」って名前を付けた方が分かりやすいじゃん、という意見もあるみたいです 。
それでもやっぱり、根底にはお好み焼きへの深い愛情があることは間違いないでしょう。
呼び方だけじゃない!広島お好み焼きの「常識」あれこれ

呼び方に強いこだわりがある広島のお好み焼き。
実は、食べ方や中身にも、地元ならではの「常識」や「定番」があるんです。
これを知っておけば、もっと広島のお好み焼きを楽しめるはず!
聖なる三位一体!まずは「肉玉そば」を頼むんよ
広島のお好み焼き屋さんに行って、何を頼めばええか迷ったら、まずは「肉玉そば」と注文するのが鉄則です 。
豚肉、玉子、そして中華そば(お店によってはうどんも選べる)が層になった、これが広島お好み焼きの基本の形。
お店によっては「そば肉玉」って呼ぶこともありますね。
麺をうどんに変えた「肉玉うどん」も、もちもちした食感が人気で根強いファンがおるんですよ 。
ヘラで食べる?箸で食べる?それが問題じゃ…ない!
お店で熱々の鉄板から直接お好み焼きを食べる時、小さいヘラ(コテとも言う)が出てくることがあります 。
多くの広島県民は、このヘラを使ってお好み焼きを切り分けて、そのまま口へ運びます 。
これは単に食べる道具っていうだけじゃなくて、お好み焼き体験の大事な一部なんです。
でも、絶対にヘラじゃなきゃいけん!っちゅうわけでもありません。
お箸で食べる人もおるし、一回お皿に取り分けてからヘラやお箸で食べる人もいます 。
家庭でホットプレートで作る時は、プレートを傷つけんように箸を使うことが多いみたいですね 。
結局のところ、自分が一番おいしいと思う方法で食べるのが一番、というのが広島県民の共通認識かもしれません。
冷蔵庫には絶対ある?ソースへの熱い想い
広島の家庭の冷蔵庫を開けたら、ほぼ間違いなく「おたふくソース」か「カープソース」、あるいはその両方が入っとるって言われるくらい、ソースへのこだわりも強いんです 。
この甘口でフルーティーなソースは、お好み焼きだけじゃのうて、焼きそばやコロッケ、さらにはカレーの隠し味にまで使われる万能調味料なんですよ 。
最近では、岸田総理のツイートで有名になった「ミツワソース」みたいに、地元には他にも個性豊かなソースメーカーがたくさんあります 。
「お好み焼き」の一言に込めた広島の愛!まとめ

広島のお好み焼きの呼び方には、「広島焼き」ではなく「お好み焼き」と呼んでほしいという、地元民の強い想いがあることが分かりましたね。
それは、単なる呼び方の違いというだけじゃなくて、戦後の復興を支えたソウルフードへの誇りや愛情の表れなんです 。
もし広島でお好み焼きを食べる機会があったら、自信を持って「お好み焼きください!」と注文してみてください。
そして、地元の人たちの熱い「お好み愛」を感じながら、本場の味を堪能してみてつかーさい!